佐賀県看護研究学会に参加して
平成28年3月12日(土)、佐賀市民会館において行われた第34回 佐賀県看護研究学会に、専門課程1年Bクラス(現2年Bクラス)の学生48名が参加しました。午前中は看護研究発表、午後は日本看護協会常任理事斉藤訓子氏による地域包括ケアを推進する為の看護師の役割について、講演がありました。研究学会に参加し多くの学びがありました。以下、参加した学生の感想を紹介します。
佐賀県看護研究学会に参加し、それぞれのテーマを見て患者だけではなく、新人看護師に視点をおいたテーマもあり、学校では学べないことだと思った。研究のテーマで、一番心に残ったのは「心不全で入院を繰り返す患者の外来看護」だった。私が勤務している病棟にも同様の患者さんがおり、他の病院ではどのようにしてあるのか興味を持った。その研究は患者の家族を交えた面談を行い、患者の食習慣や家族のストレス、また面談することで明らかとなった問題に、どのように対応し結果はどうなったのかとてもわかりやすく発表されていた。学校で技術について看護研究を行ったが、学内の演習とは違い、病院で実際に行われている看護なのだと思うと、新鮮でどの研究テーマも大切なことを実感した。今回、研究学会に参加して、今迄の自分は目の前のことで精一杯だったと振り返りにもなった。今回の発表で聞き、感じ考えたことを大切にして、今後の自分の力になるようにしていきたい。(専門課程2年Bクラス T・A)
佐賀県看護研究学会に参加して、看護研究は日常の看護実践の中の疑問から芽生え、結果は日常の看護実践に生かされる。日々の積み上げの継続こそが質の高い看護サービスの提供に資する。看護は仲間の看護職と共に日々努力し、さらに発展させていくのだと学んだ。日本看護協会常任理事の斉藤訓子氏による「看護はどのように変わって行くのか?病院と地域をつなぐ看護師が果たすべき役割とは?」という特別講演を聴いた。在宅支援はつなぐ看護であり、ケアの空白期間を作らないという言葉があった。高齢者が在宅で元気に自分らしく生きる為に、看護職が在宅療養支援を行う上での役割を学んだ。今後、看護者に求められる役割について考えながら学習を深めていきたい。(専門課程2年Bクラス E・M)