高等課程1年生・基礎看護実習Ⅱを終えて
高等課程1年生は8月18日(月)から病院と介護老人保健施設で、それぞれ一週間ずつの実習がありました。今回、入学して初めて患者さんを受け持ち援助させて頂きました。 以下は実習での生徒の学びです。
実際の場面では学内での演習とは違い、習ったことをそのまま実施するのは利用者の方の状況などを考えると難しいこともある。施設の状況や利用者の状態に応じて援助の形態を変化させていくことが大切であることを学んだ。また、援助するためには、その人の状態を把握していないと十分な援助ができず観察不足を感じた。状態を把握するにはカルテを見たり他者から情報を得ることも必要であるが、それだけではなく自分の“目で見て・触れて・話しをする・利用者の方に関心を持ち接する”ことが状態の観察であり、その人に合った援助を考えることができることを学んだ。
(高等課程1年Aクラス 峯 真理)
今回の実習を終えて、高齢者の方は様々な疾患をもち、それにより言語障害や麻痺、拘縮、難聴などの障害があることが理解できました。そのため入所者一人ひとりのADLの状況を把握して援助しなければならないことを学びました。また看護はすべてのことを援助するのではなく、患者さんの持っている力を最大限に引き出し援助することが大切であること学びました。
(高等課程1年Bクラス 古田智美)
受け持ち患者さんの情報収集や事前学習を十分に行い、その方にとって最善の方法を考え実践することを目標に実習に臨みました。しかし、指導を受けるまで援助を行うことに必死で「自分主体」であり「相手主体」の援助ができていないことに気づきませんでした。私は「その方に対して自分ができることを考え実践する」ことが看護だと思います。 今回の反省から私は「援助することの必要性を理解し、実践すること。自分が援助することだけに一杯にならないように、何よりもまず相手のことを優先する」このことを次回の目標にして頑張りたいと思います。
(高等課程1年Bクラス 岩村由加里)