阿蘇青少年交流の家研修を終えて ―高等課程2年生―
高等課程2年生99名は国立阿蘇青少年交流の家において、平成23年7月29日(金)・30日(土)の1泊2日間「1. 協調性を養う」「2. 自分の行動に責任を持つ」「3. 人間関係づくりの基盤を養う」ことを目標に研修を行いました。2年生は5ヵ月間の長期実習やケーススタディ発表会も終わり、自己の振り返りや協力することの大切さを実感している時期でもあるため、本校の体育の講師である、町田由紀子先生に「人間関係づくり」の研修をお願いしました。以下、研修を終えた生徒の感想を紹介します。
「協調性を養う、自分の行動に責任を持つ、人間関係づくりの基礎を養う」という三つの目的で行きました。初めは他のクラスの人とどのように関わっていけばいいか不安でした。しかし、一緒にフリスビーを作ったり、グループで話し合ったり、水基巡りをする中で、協力しあう姿や笑顔がみられお互いを思いやる心がみえてきて自然と心を一つにすることができました。自分にはない他のグループの良い所を学び、あっという間の二日間でした。
(2年Aクラス:F)
阿蘇宿泊研修に行く前は、集団行動が苦手な私にとってとても不安でした。しかし研修が終わった今は集団行動の大変さの中に、新しい出会いや周りの人の良い所、自分自身のことを知ることができました。初めに阿蘇青少年交流の家に到着した時は自然いっぱいの草原と牛たちに清々しい気持ちになり、研修を頑張ろうと思いました。人間関係づくりの学習では、Bクラスの人とグループを組み、様々なゲームを行ったり、力を合わせていくことで協調性の大切さを学ぶことができました。また、私は普段はあまり前に出て積極的に行動する方ではありませんが、仲間の協力のおかげで、班長の役割を果たす事ができ、責任をもって行動することの大切さを学びました。仲間の大切さやクラスの絆を深める事ができた研修になったと思います。
(2年Aクラス:M)
1泊2日と短い期間でしたが、お互いを思いやり、気遣いながら、なおかつ楽しもうと皆で取り組めたことがこの研修の成果です。Bクラスの人とは初めて話す人達ばかりでしたが、ペアになり自己紹介をしたあとグループで他者紹介をしたとき、皆が話を聞きお互いをニックネームで呼び、拍手をしていました。その雰囲気がとてもよく親近感があり、初めて話す人達と活動しているとは思えないくらいでした。Aクラスのメンバーともクラスメートでありながらお互いのことを知らない部分もあり、絆を深める事ができました。グループメンバーとはお互いに次の行動や時間を確認したり声を掛け合うことで楽しく有意義な時間を過ごせました。集団行動においては、自分の行動には責任を持ち、各人がそれぞれの役割を果たすことで何事もうまくいくと思いました。
(2年Aクラス:O)
研修に行くまではどんなことをするのか、他のクラスの人と仲良くなれるだろうか不安と緊張の中で始まった研修でした。しかし、たくさん動いてたくさん汗をかいて、普段の学校生活では絶対に経験することのできないことができた研修は、終わってしまえばとても楽しくいい思い出となった2日間でした。来月からはまた勉強、実習という現実が待っていますが、辛くなった時は阿蘇の雄大な自然や仲間と過ごした素敵な2日間を思いだし、頑張っていこうと思います。
(2年Aクラス;N)
1日目の研修では、人間関係づくりのゲームがありました。フラフープの中に全員で入るゲームは、みんなで考え案をだし合いました。私は「もうダメかな」と感じた時も、みんながあきらめることなく私を支えてくれ、手をグイっと引っ張って私を助けてくれたときは感激しました。2日目の研修も皆でやり遂げたという満足感がありました。この研修を終えて人間関係づくりの基盤は、相手を思い、相手の立場に立って、言葉をかけること、行動することが大切であると感じました。私は何もできないが、自分で出来ることは何かを考えて行動するよう心がけていきたいと思います。
(2年Bクラス:K)
今回の研修はAクラスの人たちと一緒に活動しました。初めて話す人たちばかりで最初はうまくいくか心配でしたが、チーム内で協力できスムーズに研修ができました。部屋割のグループでは鍵の管理がうまくいかず困ったこともあり、役割の大切さがわかりました。私は保健委員でしたがグループ全員の体調を把握することがとても大変でした。どんな役割でも責任をもち協力することが大切であると感じました。また、時間を守ることは簡単だと思っていましたが、集団になるとなかなかうまくいかず、時間におくれたこともありました。限られた時間の中で活動することの大切さも学びました。
(2年Bクラス:Y)