高等課程2年生「成人・老年・母子看護実習を終えて」
高等課程2年生は、平成25年1月7日から5月31日までの5ヵ月間にわたる長期実習が終了しました。この実習で生徒たちは多くのことを学びました。
その後学内でAクラス、Bクラスそれぞれで「実習反省会」を行いました。以下、生徒たちの「学び」を紹介します。
成人・老年I、母子看護実習(平成25年1月7日~5月31日)が終了しました。不安いっぱいでスタートしましたが、充実した実習でした。看護にはすべてのことに根拠があるということや疾患だけをみるのではなく患者さん全体をみることの大切さを学ぶ事ができました。一つの事にとらわれず全体を見る事で気づくことがたくさんあります。広い視野でみることができるようこれからも学習を続けていこうと思います。
(2Aクラス:YT)
基礎実習では患者さんに清拭や足浴をすすめた時、ことわられることが何回もあり指導者から患者さんの立場に立って考えるよう指導を受けました。今回の実習でも同じ問題にぶつかり、あらためて自分の思いだけですすめていたことに気づきました。患者さんの意思を尊重し寄り添う事が大切であることを学びました。
(2Aクラス:ME)
実習では、疾患や症状について学習し、それをもとに患者さんの状態をアセスメントし実施していきました。それが患者さんの状態に応じた看護につながることが分かりました。実習を通して成長できたことは、援助時の行動や思ったことを振り返り、次の援助に生かせるようになった事です。また、カンファレンス等で、意見を言えるようになったことです。
(2Aクラス:YH)
実習では記録を書くのが大変でしたが、書くことによって何をすべきかが明確になってきました。辛い、投げ出したい・・と何度も思いましたが、そのように思う自分を反省する毎日でした。患者さんの苦痛緩和や安楽な療養生活の為に出来る事が何かあるはずと考え、気持ちを立て直しすすめていきました。5か月前の自分より精神的に強くなれました。
(2Aクラス:SH)
手術を受ける患者さんを受け持たせて頂き、たくさんの不安があることがわかりました。病気、手術、予後への不安はもとより、退院後の仕事復帰、経済的な事、家族の事など不安は尽きる事がありません。不安を少しでも緩和できるよう気持ちを表出してもらえる信頼関係を築くことが大切で、そのためには真摯に向き合い誠実に対応することを学びました。
(2Bクラス:KK)
私は自分の課題である「意思表示をはっきりする」ことを意識して実習に取り組みました。曖昧な態度は相手に迷惑をかけてしまうと思い、分からないことは分からないと伝え、同時に学習をしていくようにしました。そのことによりグループ活動もスムーズにいくようになりました。これからも自発的に学ぼうとする気持ちをもち積極的な行動を心がけていこうと思います。
(2Bクラス:AK)
患者さんのことを知るためには、まずベッドサイドに行き、声や反応、いつもとは違う何かを五感で感じ、小さな変化を見逃さず、観察を十分行う事が大切だと学びました。自分の気持ちが患者さんに向いていれば患者さんの事が見えてくるし反応も返ってくる事を実感しました。これからも患者さんの事を理解しようとする姿勢で誠実に向き合っていきたいと思います。
(2Bクラス:YT)
基礎実習では、手順を間違えないように上手に援助をしなければと「自分」が主語になる事が多かったように思います。成人実習では、患者さんが何を望んでいるのか、患者さんのために何ができるかという事を考えて実習していくうちに患者さんを主体に考えていけるようになったと思います。
(2Bクラス:TT)