専門課程3年生「看護研究(ケースレポート)発表」を終えて
専門課程3年生は、2月12日(月)から9月13日(金)までの7ヶ月間にわたる長期実習を終了しました。臨地実習で実践した看護を科学的根拠に基づいて振りかえり、ケースレポートをまとめる中で深められた看護に対する考え方を10月8日(火)から11日(金)、各クラス2日間で発表を行いました。まとめていく過程や多くの発表を聴く中で、看護の質の向上には自己研鑽を継続することが必要だと感じたのではないでしょうか。以下、発表を終えての感想を紹介します。
2月から長期実習が始まり、あっと言う間に今日を迎える事ができホッとしています。自分の成長はなかなか分からないのですが、友達の成長は素敵に感じました。ケースを進めていく上で患者さんと充実した関わりを思い出し、懐かしいような、又、別の関わり方があったのか思い考える事もあるが、私はケースで挙げた関わりが一番良かったと思う。臨床の場に自信を持って出て行きたい。
(専門課程3年Aクラス 井上奈穂子)
ケースの発表を終えて、研究の対象となった患者との関わりを振り返る事が出来ました。実習中は、時間や記録に追われ患者さんの為にと一生懸命であった援助も、振り返ってみれば他にも出来る事があったのでは?と不安に思う事もあります。援助は患者主体であり、学生の都合にならない様に関わったつもりでも、やはり患者さん自身が学生に気を使われていた事もあり、申し訳ない思いとありがたい気持ちでいっぱいで、本当に感謝しました。
(専門課程3年Aクラス 山口和代)
一年生が参加する中ケースの発表を終え、二年前の自分を思い出した。二年前の自分は、先輩の発表にただ圧倒されていた。三年となり実習を終えた今、自分の出来る全ての力を発揮し実習に取り組み、その結果が研究発表となったことを実感している。共に悩み考え、患者の為になることを一番に考えて長期実習を終え、周りの皆がすごく成長している事を感じた。自分も日々成長できるよう看護を行っていきたい。
(専門課程3年Aクラス 井上奈穂子)
3月の実習でケースを取ると決め、実習を継続しながらケーススタディを進めていくのは大変でした。しかし、文章校正を練り、教員の指導を受けていく中で、自分に足りない考察力や文献などについてアドバイスをいただき、最初より深い論文になったと思います。発表まで終え、学生からの質問・意見を通して、更に足りない点の追加ができ、よかったです。ありがとうございました。
(専門課程3年Bクラス 大南美咲)
今回、ケーススタディの発表を行い、クラスの皆の症例を聞き、様々な疾患や年齢、また社会背景など患者さんの全体像を捉えた上で看護を行われていることが伝わってきました。実際、ケース発表後には他学生から講評をしてもらい、自分では気づけなかった視点や足りなかった部分を言ってもらえたため、今後につなげられるようにしていきたいと思いました。
(専門課程3年Bクラス 中島裕美子)
発表を終えて、改めて患者に行った看護を患者に適切に行えたか、患者の満足感はどうだったのか振り返ることが必要だということを学んだ。また、ケースをまとめたことで自分の行った看護計画が正しいのか患者に対して寄り添った関わりだったのか知る事ができた。皆の発表を聞いて、良い考察もあったり追加が必要ではないかと考えたり、意見を聞くことで勉強になり良い学びになりました。
(専門課程3年Bクラス 野口瑞恵)
ケーススタディをまとめるにあたって、正確な知識や根拠が必要であると学びました。知識や根拠が明確に表わされていないと読み手に納得してもらえないと思ったため、再度教科書や文献を読み直し、私が実習で学んだことは何か、何を伝えたいのか考察をしました。他の人の発表を聴いて、患者さんの全体像を捉え、コミュニケーションを通してニードを引き出すことが大切だと分かりました。
(専門課程3年Bクラス 原田祐里)