トップページ ブログ 高等課程1年生「看護の日」 - 看る大切さ・護る優しさ -

高等課程1年生「看護の日」 - 看る大切さ・護る優しさ -

フローレンス・ナイチンゲールの誕生日の5月12日は「国際看護師デー」です。日本でも「看護の日」として全国各地で様々な行事が行われています。本校の看護高等課程(准看護科)でも毎年「看護者としての自覚を持ってこれからも学習に取り組んでもらいたい」との思いから、カリキュラムの「看護と倫理」の授業の一環として「看護の日」を取り入れています。今年は5月10日(土)午前中に山下副校長の「看護と倫理について」の講話と、午後はアセナ国際学術研究所ディレクター所長、久間圭子(ひさまけいこ)先生の記念講演「看護覚え書に学ぶ看護の基本と発展するイギリスの看護」について御講義頂きました。以下は「看護の日」の生徒の感想を紹介します。

看護の日を含む週の日曜から土曜までが看護週間だということを初めて知りました。高校の時、ふれあい看護体験に参加したのは、看護の日の行事の一つだったと分かりました。ポスターに書かれているテーマは、今年は「看護は元気をリレーする。」です。毎年いいテーマが書かれていますが、2011年のテーマ「こころまで看る」は特に心に残りました。目で見て話して触れて患者さんの事を知り、患者の身近な存在として傍に寄り添う事が大切だと思いました。すべての国民が看護の心を持ち、社会全体で助け合いこれからの高齢社会を支えていかなくてはいけないと思いました。

(1年Aクラス:AS)


目の前の患者に対する看護を考える時、無意識のうちに倫理をもとに考えています。倫理は、看護を行う者の“人間としての質”による要因と“時代背景”による要因に大きく左右されます。戦争や政治の方針により看護も影響を受けるという事実を知ることができました。今の私は、平和な現代に慣れ、何の疑いもなく生きていますが、先人の苦難の上に今があることを受け止める必要があると思いました。学ぶ環境の豊かさ、法律や倫理によって自分自身が守られていることを自覚し、自分を律し日々努力を惜しまず勉学に励みたいと感じました。倫理の質を高めることで、看護職者として、人間として他の人に必要とされる、また他の人の人生をよりよいものにする力を身につけたいと感じました。

(1年Aクラス:NK)


久間先生の講義を通してナイチンゲールのことを深く知ることができ良かったです。そして、看護に対する姿勢と意志の強さに感心しました。ナースは感性、熱意、使命感が大事だと話されました。これから私も毎日勉強し、看護の知識を蓄え、相手のことを思いやる心を身につけ、技術もしっかり学んでいこうと思いました。看護職の素晴らしさに気づけ、看護師になるという強い意志を持つことができました。

(1年Aクラス:EA)


看護は、患者の回復過程を助けるために新鮮な空気や光、暖かさ、清潔さ、静けさ、食事など環境を整えることであると知りました。私はいつも仕事の時、廊下を走りばたばたしていますが、自分の行動が患者さんを不快にさせている事に気づきました。これからは、患者の立場になって患者さんの生活が適切に整っているか観察し、音に対しても配慮して行動しないといけないと思いました。

(1年Aクラス:YI)


看護には長い歴史があり深い意味のあることに気付かされました。21世紀の高齢社会を支えていくためには、看護の心・助け合いの心を一人ひとりが分かち合うことが必要となります。そのような心を育むために「看護の日」が制定されました。看護師や看護学生だけが関係する行事だという印象を持っていたので、このように国民全体が看護について理解する日だということを知り良い日だと思いました。身の回りで助けが必要な人を見かけたら声をかけるなど、私自身も社会を支える一人として行動したいです。神戸大学名誉教授の中井久夫氏の「医師が治せる患者は少ない。しかし看護できない患者はいない。息を引き取るまで看護だけはできるのだ。」という言葉を聞き、看護という職業に魅力を感じました。これから看護師になるために多くの経験を重ねていくなかで、今日のことを忘れずに頑張っていきたいと思いました。

(1年Bクラス:YT)


看護の心は目に見えにくいが、心遣いや思いやりの言葉は私たちの配慮により相手に伝わる。苦しみや悲しみをきちんと受けとめ、その気持ちを具体化して相手に伝える事が大切であると思った。常に誠実であり、職業人として一生懸命尽くすことが大事だ。他者を思いやる気持ち、誰かを元気にする力や癒し、その気持ちや行動の根底に倫理がある。人間として倫理に反した行動をとらないことが、医療従事者として重要であると認識できた。一人ひとりの患者さんに対して、一人の人格を持った人間として尊重し、誠意を持って接しなければならないと、今日の講義を受けて改めて感じ身が引き締まる思いがした。

(1年Bクラス:AK)


ナイチンゲールの育った時代背景がわかるようなすてきな写真を見せて頂いたので、どのような場所で生活してきた人なのか想像することができました。美しい自然の中で育ったからこそ「新鮮な空気、光り、暖かさ、清潔、静けさ・・」という言葉が出てきたのだと思いました。この時代と現代では全く違うのに、患者と接する上では同じことを言っていると思いました。医療が進歩し、看護技術も変化する所があったとしても、看護は人の心に寄り添う職業であり、コミュニケーションはとても重要で習得すべきものであると感じました。専門職の責務として、「自分がいる時も不在の時も一度だけのまれな事態でも、同じ看護ができるように」と言われた時は、自分に出来るか不安になりましたが、勉強し続けることの決意がより強くなりました。

(1年Bクラス:RK)


「バラエティ(変化)」がもたらす身体的心理的効果について学び、その重要性を教えられました。また、先生が、看護師は安定した仕事だからというだけで勤まる仕事ではないと言われた時、仕事への熱意が大切であり、その思いが強いかどうかで学ぶ姿勢や患者への心くばりに差がでるのではないかと感じました。技術と共に人格の成長が重要になるので、専門職として本物の看護師になれるよう学び続けたいと思います。

(1年Bクラス:MU)


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