禁煙教育を受けて
今回さとうクリニックの佐藤智丈先生による「禁煙教育」を、専門課程・高等課程1年Aクラスが平成28年5月23日(月)に、両課程1年Bクラスが5月28日(土)に受講しました。当日は喫煙による健康へのリスクや禁煙の重要性をスライドを使って講話をして頂きました。以下、学生の感想を紹介します。
今回の講義を受けて、これまで煙草についてあまり深く考えていませんでした。受動喫煙、二次喫煙、三次喫煙によって吸わない人も害を受けると聞いて、禁煙の大切さを改めて学びました。夫婦では夫が喫煙者だと煙草を吸わない妻の肺がんになるリスクが1.19倍になると聞き、大切な人を失ってしまう原因を自分で作ってしまうのだと思いました。煙草が原因で発症した病名が講義の中でたくさん出てきました。煙草を吸ってしまうと自分の身を滅ぼし、たくさんの人達に迷惑をかけると思いました。煙草を吸うのはカッコいいからだろうと思っていましたが、アンケート結果では、煙草を吸う異性に対してカッコ悪いと思っている人の方が多いと分かりました。家族が煙草を吸うと3歳児が喘息になるリスクが高く、コントロールが必要な呼吸器疾患で、子どもに一生苦しむみを与えてしまうと思い悲しくなりました。人の健康を守る医療現場で働く者として、看護者の喫煙率が高いのは非常に残念なことだと思います。これから煙草を吸う人を、身の周りの人から出さないように努めたいと思いました。(専門課程 1年 M・T)
今日の講義を聴いて改めて喫煙の恐ろしさを知ることができた。主流煙と副流煙のことは知っていたが、三次喫煙については無知だった。煙草を吸わないので、煙草を吸う人の近くに寄ることはなかったが、三次喫煙を知り、ますます近づきたくないと言う気持ちになった。幸い周囲には煙草を吸う人はいない為、家や学校、保育園では私の子どもは守られていると思っている。しかし、買い物に行った時や出かけた時等はどうしても煙草の煙と接触してしまうことが多い。スーパーやデパートでも分煙や喫煙スペースはあるが、どうしてもその横を通らないといけない場所があり、臭いや煙が不快に感じる。自分の子どもだけでなく、喫煙している人の近くに子どもがいることでさえも私は不快に感じていた。喫煙者はおそらく自分のイライラや不快の事だけしか考えていないと思う。もし、周りのことを考える人ならば、煙草で周囲の人が不快な思いをするのではないか、近くに児童がいれば煙草の火が子どもに当たると考えると思う。そういう気持ちは講演を聞いた今でも変わらないが、煙草を吸い始めてやめられない人の気持ちも少し理解できた。煙草の中毒症状に陥れば、依存症という病気と気づかされた。煙草に興味本位で手を伸ばし、やめることが難しくなる。そう思うと麻薬のようなものだと思った。オーストラリアでは、煙草1箱の価格が、日本の5倍ということ、屋内の喫煙は禁止され、店頭の陳列まで禁止している国に対し、日本は規制が殆どないということに驚いた。"100害あって1利なし"の煙草は作らない、売らない、吸わないで欲しいと願っている。全ての国の人が少しでも健康でいられるようにと願う。(専門課程 1年 M・R)