高等課程2年生 ケーススタディ発表会を終えて
2年生は、1月から半年間にわたり成人老年母子看護実習を行いました。
実習終了後、事例をケーススタディとして発表しました。2年生の成長を感じるとともに、発表会を聴講した1年生も基礎実習に向け意欲が高まる時間となりました。
◆2年生◆
ケーススタディを通し、あの時この援助を取り入れたらよかったなど実習を振り返ることができました。昨年、先輩の発表を聞いたときは「すごいなあ。来年私たちはこんな素晴らしい発表ができるのか」と感じていましたが、実際発表を終え一人ひとりが患者さんのことを想いながら発表している事が伝わりました。ケーススタディ発表会を行うことで他の学生が体験したことを聞き参考になったり、患者さんと向き合い、悩みや不安を持ちつつ、しかし関わっていく中で喜びを見つけたりと共感することも多く、とても有意義な時間を過ごすことができました。(2年Aクラス Y・K)
ケーススタディを通し実習中に自分が行った看護を振り返る機会となりました。ナイチンゲールやヘンダーソンなどの文献を読み自分の行った看護が正しかったのか、もっと良い援助の方法があったのではないかと考えさせられることも多くありました。いろいろな疾患を持つ患者さん一人ひとり違う援助が必要で、改めて個別性が大切だということに気づきました。次回の精神・老年実習で今日の学びを活かし患者さんに合わせた援助を行っていこうと思います。(2年Aクラス E・K)
実習前は何が看護なのだろうと思っていましたが、実習を重ねるうちにどんな患者さんなのか、患者さんのために何かできないかと考えるようになりました。今回ケーススタディの発表者に選ばれましたが、自分の行った看護を皆の前で発表する自信がありませんでした。不安はたくさんありましたが周りのメンバーのサポートを受け発表を終えることができました。看護の成果が形として現れ喜びを感じることができました。苦手なことに挑戦することができてよかったと思います。(2年Bクラス A・O)
今回のケーススタディ発表会を終えて、まずはこのクラス全員が一致団結することができてとてもよかったと思います。また、長期実習で皆がそれぞれに壁にあたり悩んできたことを知りました。その壁を乗り越えるために、患者さんにあった援助をどのように行うか考えたり、接し方を工夫したり、最後まで患者さんのためにより良い看護を行いたいという思いがあり乗り越えられたのだと思います。今後看護師になるために自分自身の看護観を深めていきたいと思います。(2年Bクラス R・S)
◆1年生の感想◆
実習前にこのような貴重な時間をいただき大変勉強になりました。実習に向けての課題が見つかりモチベーションにもつながりました。発表を聞かせて頂く中で、患者さんの表情や様子が目に浮かび私自身もこころ温まり嬉しくなりました。実習の大変さはよく聞きますが、今回のケーススタディをきいて患者さんから学ぶことが多いとても貴重な時間なのだと感じました。自分が患者さんのためにどう動くのか、様々な知識を得て、引き出しを増やしておきたいと思いました。(1年Bクラス M・H)
今回の先輩方のケーススタディを聴講させていただき、患者さんの援助方法は一人ひとりによって異なり患者さんが自分らしく生活できるように援助することが大切であると思いました。これから実習が始まり悩むことも多くなると思いますが先輩から教えて頂いたことを忘れず、もし自分が患者の立場だったら、もし家族だったらどうだろうと考え、患者の心に寄り添った援助ができるようになりたいとと思いました。(1年Aクラス K・N)