平成30年度「防火訓練」を実施して
平成30年9月20(木)Bクラス・21(金)Aクラス、佐賀消防署の協力を得て、防火訓練を実施しました。この訓練は「学生が日頃から防火意識を高め、もし火災が発生した際に冷静かつ迅速な対応が出来る心構えを養う」ことを目的に実施しています。当日は2階からの火災発生のアナウンスにより職員と学生の役割分担による初期消火、消防署への火災通報、非常持ち出し品の運搬、階段を使っての避難誘導等を行い、避難場所では署員の方たちに消火器の使い方、消火の仕方を指導して頂きました。また、署員の方による防火の講話、DVD鑑賞を行い、職員・学生は今後の防火に対する知識や心構えを再確認しました。
以下、学生の感想を紹介します。
今日は訓練だったが、実際に火事にあった場合、先ず119番を押すことすらできるのかと考えながら講話を聴いていました。「消火器を持っているからといって大きな火に立ち向かうことはない。怖かったら逃げてください。」と言われた時、消火器を持っていたら絶対に消火に行かなければいけないと思っていたので、逃げていいのだと知りました。日常病院で働いているので、年に数回火災訓練をしているのですが、これが夜勤帯だったら、こんな時どう対処すればよいか、通路はどこを通したら安全か、優先順位はと想像しながら講話を受けました。私達は自らの命を守るのはもちろんですが、患者さんの命、安全も守らなければならなりません。常に、いつ、どこで何があるかわからないので、気を引き締めなければならないと再確認することができました。(専門課程 3年Aクラス R・H)
非常ベルが鳴り、アナウンスが聞こえた時は冷静に何を話されているのか聞き取ることを意識し、実際に逃げるルートを考えながら防火訓練にのぞみました。本当の火事であればアナウンスが聞こえなくて皆がパニックになると思います。そうなると助かる確率も低くなり、冷静に行動することができないのでは無いかと感じました。今回の訓練の反省として、消火訓練で大事なことは1人ひとりがリアリティをもって本気で考え行動することが必要だったと感じています。今回の訓練で沢山の知識を教えて頂きました。他人事だと思わず、看護者としての自覚を持ち、自ら消防意識を高める活動を行い、火災で人の命や物が失われないよう頑張りたいと思います。(専門課程 2年Bクラス H・O)
毎年防災訓練は受けていますが、今回の防火講話では、実際に病院で火災が発生した際の対応についてDVDを鑑賞しました。本当に自分の職場で火災があったら焦るだろうし、戸惑って初期消火も避難誘導もできず、患者さんも守られていないだろうと感じました。たまに誤作動で非常ベルが鳴ったり、利用者さんが押したりと誤ったことがあるけど、非常ベルが鳴った時は緊張感を持ち、周囲の看護師と連携して行動することが大切だと学びました。日頃からシミュレーションをしたり、初期消火の知識や避難路の把握をしておくことが大切だと思います。私達は看護師として大切な患者さんの命を預かっているのだからまずは冷静になり、どう対応していくのか判断し、患者さんの命を守る行動を第1に考えることが重要だと思いました。火災を他人事とは思わず、いつでも自分のこととして考えていきたいと思います。(専門課程 2年Aクラス H・T)