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看護の日~「座禅を終えて」

フローレンス・ナイチンゲールの誕生日である5月12日は「国際看護師デー」であり、
日本では「看護の日」として『看護の心をみんなの心に』をメインテーマに全国各地でいろんな行事が行われています。
本校でも、看護を志す生徒に『看護者としての自覚を持ってこれからも学習を続けて行ってほしい』との思いから、カリキュラムの中に「看護の日」を取り入れ、「看護と倫理」の授業の一環としています。
以下は、看護の日の〔座禅を終えて〕の生徒の感想です。

時間に追われながら過ぎていく日々の生活の中で、ゆっくりと時間が過ぎていき、色々な思いや出来事を吐き出す心地よさを感じすっきりした。「自分の心が一杯の時は相手の心を受け止め、また受け入れるだけの心の余裕がない」と言われたがまさにその通りだと思った。
これから仕事や学校生活を送っていく中で、心が“いっぱい”になって自分にゆとりがもてなくなった時は、ほんの数分でも一息つける時間を持ち、心の中のものを出しきることでリフレッシュし、再び新鮮な気持ちで取り組んでいくことが大切だと思った。

(1年Aクラス 栗山由子


人間は自分の欲求が大きければ大きいほどそれに見合う見返りを求め、満たされないと不満が生じてしまう。しかし、自分の欲求を限りなく“無”に近づけていくことができれば、何かをしてもらった時喜びも大きい。つまり、常に謙虚な姿勢でいることが大切なことを話された。日頃、勉強や家事に追われる日々で、謙虚な心を忘れていると考えさせられた。
座禅の時間が経過する中で、徐々に周囲の動きや外の騒音などを冷静に感じ「無心になれたかなあ」と少し嬉しかった。自分の心が“いっぱい”だと人の心は分からない。しかし、自分の心を“無”にして冷静になれば、色々なことが入ってくると思った。
今回の座禅を通して、一生懸命なときこそ一呼吸おいて、自分の心に隙間を作り物事に向かう…その姿勢を学んだ気がする。ゆっくり自分の時間を作ることができない日々が続く中でとても貴重な時間だった。

(1年Aクラス 山口里枝


1回目の座禅では足が痛くて集中できなかったが、2回目の座禅の途中から集中し少しずつ“無“に近づいていることが実感できた。そして、世の中がこんなにも騒がしいものかと感じた。毎日忙しく過ごしていると心がどこかに行ってしまい、“人のことなどどうでもいいや”という思いが脳裏をよぎり寂しく感じていたが、これからはもっと人と触れ合い分かち合えるように努力しようと思う。
“忙”という字は心をなくすということを耳にしたことがある。つい病院での業務に追われ心をなくしそうになった時はこの言葉を思い出したい。命に関わる仕事に携われることに感謝しつつその責任をかみしめ、地面にしっかり足をつけてこれから頑張っていきたい。

(1年Aクラス 持永雅文


最初、背筋を伸ばして真直ぐになることがきつく、日頃の姿勢の悪さを感じました。背筋を伸ばし顎を引き、あぐらをかいた状態でじっと座っておく……しかし、数分のうちにそれが崩れてしまいそうで、じっとしておくことがこれほどまでに辛いとは思いませんでしたが、気持ちはすっきりしていました。
患者さんはいつも同じベッドの上で天井を見て過ごされており、辛い思いをされていると思いました。そして、私は病院で仕事をしていく中で沢山の人との出会いと貴重な経験をし、充実した日々を送っていると感じました。座禅は自分を振り返り新たな一歩を踏み出す機会になると思いました。座禅ができてとてもよかった。

(1年Bクラス 池田美咲


100人ほどの生徒が一斉に静かになり、その静けさにびっくりし、また、普段は聞こえない鳥や車の音が聞こえました。“無”にするということは難しく、“無”にしようと思えば思うほどいろんな考えが頭の中に浮んできて、そのたびに頭の隅に押しやるという新鮮な体験ができました。
「“無”の心でいれば患者さんの心は届くが、自分の心がいっぱいで余裕がなければ患者さんの訴えは届かない。」という石橋先生の言葉を聞いて、自分のことでいっぱいになりやすい私は、これから人の心を受け止められる余裕が持てるようになりたいと思います。

(1年Bクラス 永倉有子


初めて座禅を体験しました。ただ座って自分を“無”にすればいいのだから楽と思っていましたが、やってみると難しく、学校や仕事のことが頭に浮んできて完全に“無”にすることができませんでした。しかし2回目の20分間は“無”になろうと心がけ、気持ちを静めることができとてもいい体験ができました。
4月から病院の寮に入り家族と離れ寂しさを感じていましたが、これからはプラス思考で1人の時間を有意義に使い、新たな気持ちで頑張っていきたいと思います。

(1年Bクラス 峯 千尋


〔看護と倫理の講義を受けて〕の感想は→こちら

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