平成22年度消防訓練
9月30日(木)Bクラス、10月1日(金)Aクラスの高等課程・専門課程の学生が、佐賀消防署の指導により自衛消防訓練を行いました。この訓練は「学生の日頃からの防火意識を高め、もし火災が発生した場合に冷静な対応が出来る心構えを養う」を目的に毎年実施しています。訓練では消火器の使い方(今回は水消火器を使用)、2階、3階から救助袋を使っての避難訓練、最後に署員の方による講話、講評を頂きました。
以下、訓練の感想と模様です。
今回の防災訓練を通して訓練の大切さを学びました。自分の所では起きないだろうという考えでなく、万一に備えるために訓練は必要です。訓練をすることにより、避難経路を把握し実際に火事が起こった時に、冷静に行動できるからです。火災の時、看護者として患者さんをいち早く避難させ、患者さんの命を守らなくてはいけません。真剣にとりくまなくてはいけないと思いました。
(高等課程2年Aクラス 山田亜美)
年1回の防災訓練をさせてもらっているが、毎回反省する事は笑いながらするなど真剣にやっていないことだ。火が一番怖いと思っていたが、ビデオをみて火より怖いのは煙だと知った。火災が起き、煙が建物に充満していく速さをみてとても驚いた。火災が起きた時の避難のポイントとして、姿勢を低く壁づたいで逃げる、避難したら絶対戻らない、非常口・消火器の場所を把握しておくなどビデオや消防士の講話から沢山学んだ。そして、私が忘れてはいけないのは、人の命を預かる職業だということである。今、私が職場で、しかも夜勤など職員の少ない時、火災が発生したら何ができるだろうかと考えたとき、焦ってしまい何もできず患者さんの命を守ることができないと思った。患者さんを守ることができるよう、今日教えて頂いた事を頭に入れ、職場での訓練も真剣に取り組みたいと思った。
(高等課程2年Bクラス 内田 剛)
今まで何回も防災訓練を受けたが、今日の訓練はとても自分に役立ちました。消火器での消火訓練の時、クラスメートが消防隊員の方から「火が消えても最後までかけてください」と言われていました。火が消えたという思い込みは危険なので、初期消火は最後まできちんと行い確認しなくてはいけないと思いました。もし自分が働いている病院で火災が起きてしまったら、患者さんを最初に助けられるのは私たちです。今日の訓練を通して、非常口の場所・手すり・廊下の状態など確認し患者さんが逃げやすい道を知っておきたいと思いました。日ごろの看護においても、患者さんの身の回りや足元にあるものを整理し、安全に避難できるように環境を作っていきたいと思いました。
(高等課程1年Aクラス 小野原莉奈)
今までの防災訓練は逃げることだけを考えた訓練でしたが、これからは自分が逃げる立場ではないことを実感した。訓練や講話・ビデオなどを通して、防災に対する意識や心構えを新たにした。いつ火災が発生しても落ち着いて対処できるように、建物の構造や避難経路を知っておくことの重要性、すぐに119番に通報し、火災である事を人々に知らせる事、逃げるときはは、一酸化炭素中毒を避けるため衣服で口と鼻をおさえて低い姿勢で逃げる事など教えて頂いた。定期的な防災訓練の大切さを知った。
(高等課程1年Bクラス 山口智子)
防災訓練を行って、避難の訓練だけでなく、学校という組織の中で誘導や消火を行う者、責任者など様な役割も把握しておくことが大事だとわかった。また、消火器の位置も把握できておらず火災が起きた際の準備が何ひとつできていないと気がついた。非常時を想定し、いざという時どう動けばいいのかを、組織の中で共有しておくことが、被害を最小限にするためにも重要で、防災訓練はそれらの再確認の時間となり、とても大切だとわかった。
(専門課程1年Aクラス 古賀悦子)
防災訓練を終えて、改めて火災とは人の命を奪い、建物などを破壊し、恐いものだと感じました。また、公園での消火訓練や防災のビデオを観て火災を発生させないための日常生活の火の扱いの大切さや、火災初期の対応の大切を学びました。私たちは普段、何も考えずに火を使用していますが、一人一人が火災が起こることを念頭において、注意して使用していくことが必要だと思いました。
(専門課程1年Bクラス 山本真由美)
消火器の設置場所や避難経路を常に把握しておく事は大切であるが、いざ火災が起こった時に冷静に的確に行動できるかどうか不安になった。そういった時に慌てない為にも、定期的に防災訓練を行い、シュミレーションをしておくことが重要であると思った。
(専門課程2年Aクラス 大久保啓太)
病院での火災はあまりないと思っていましたが、10年の間に約270件の火災が起こっている事を聞き、驚きました。自分が夜勤をしている時、ふと今もし火事になったらどうしようと考えた事があります。少ない人数でどうやって避難してどういう連絡を取ればいいかという事を自分が理解しておかないと実際そうなってしまった場合動けないと思います。避難する場合の患者さんの状態の把握や、他部所や消防署などへの連絡方法も再度確認し、いざという時のために備えておきたいと思います。
(専門課程2年Bクラス 堤 菜保子)
今回の防災訓練を終えて、避難訓練ではどの場所で出火し、どのような状態なのかを知ること、また慌てず速やかに避難することの大切さを改めて感じることができました。また、避難経路を確認する事ができたので、いざという時に慌てず行動を行えると思いました。またビデオで、一酸化炭素中毒で亡くなる人が多いという事を知り、火も恐いけれども煙はもっと恐いと感じました。そのため火災が起きた時は、煙を吸わないよう、低い姿勢で行動することも大切ということを改めて知ることができました。いつ、どんな時に火災が起こるかわからないので、避難経路や消化器の場所を確認しておきたいと思います。
(専門課程3年Aクラス 田中由紀子)
消火器の設置場所を知っているか質問され、自分の夜勤帯で火事にあった際はどうすればいいんだろうと思った。実際に職場でも防災訓練を年に1度行っているが、きっと”自分の職場では起きないだろう”という安易な考えだから、全く頭に入っていないのだと感じた。命を救う医療従事者として、このような火災や災害時には自分がどう動くべきか、また火災による恐ろしさを頭に入れておこうと思いました。
(専門課程3年Bクラス 寺田明日加)