専門課程1年生「人間関係論研修を終えて」
専門課程1年生は、Aクラス5月11日(金)・12日(土)、Bクラス5月18日(金)・19(土)に北山少年自然の家で宿泊研修を行いました。
以下、学生の感想を紹介します。
「人として素敵な私になる」為の人間関係論研修であると考え凄くたくさんの不安とワクワク感で参加した。人間関係は人を育てるが、その人間関係が軽く薄くてはどうにもならない。私達は好むと好まざるに関わらず、集団の中で他者と関わりあって育ち、協働し、様々な役割を果たして生活している。その中で、私達の関わりがその人の人生を左右する大きな鍵を握っているのを感じた。2日間ひたすら自分と向き合い自分を見つめ、自分の生き方や今の人間関係を見直し、同じグループの人を理解しその人のいいところを探すことができたのではないかと思う。最後のセッションで仲間から貰った「ハガキ(心の花束)」は心が一杯になった。こんなにも私のことを知ってくれているのか、私にもこんないいところがあるのかと凄く励まされ、勇気づけられる1枚1枚だった。また、こんなにもコミュニケーションについて真剣に考えさせてくれる場があり、たった1泊2日の研修だったが大きな学びになったと思う。人見知りで緊張しがちな私、これから先、人前に立つことが増えると思うけれど、皆と一緒に乗り越えたいと思う。自分に気づき、「役立ち感や自己肯定感」、「思いやりの気持ち」を忘れずに素直な私のままで、勉強に励んでいきたい。そしてたくさんの悔し涙や感動の思い出をこれから皆と作って助け合い学んでいきたいと心から思う。
(1年Aクラス 松本有紀子)
入学して1ヶ月半が経過し、名前と顔が一致する程度の中で1泊2日を共にするのはとても不安があった。到着してすぐに「ボディワーク」で心身の緊張がほぐれた。そして各グループに分かれてのセッションが始まり、殆ど話をしたことがない人が多かったが、80マスの中に1文字ずつ埋めて文を作る時は、言葉を交わさず、目で合図?心を通わせて可愛い内容ができ皆で満足した。2日目の「夢語り」は自分の夢を声に出して言い、恥ずかしさ半分だったが、段々と夢も膨らみ、過去を振り返り「夢」を再認識する機会となった。又、メンバーの夢を聞き意外な一面を知り応援したいとも思った。最終セッションの「心の花束」では僅か2日間のセッションで皆が自分をよく観察し、心の内側まで理解してくれた手紙の内容にジーンと感動した。普段の生活に自分を見つめ直す余裕もなかったが、今回の研修でクラスの目標は「3年後の国家試験合格」と納得した。3年の過程ではきっといろんな困難があると思うが、このようにお互いを理解し高めあうクラスメイトがいる喜びと安心感を持ち、誰一人欠けることなく皆一緒に卒業したいと思った。研修に参加してみないとわからなかったことが多々あるが、一番に学べたのは“信頼関係”だった。グループに入って下さった臨床心理士のファシリテーターを中心に7名の癒しの仲間で過ごしたセッションの時間がとても貴重な体験だった。学校生活、仕事、家庭の3つのバランスを取るのは大変だが、自分の選んだ道を信じて一歩ずつ歩んでいきたいと思う。
(1年Bクラス 小野優子)