高等課程2年生「阿蘇青少年交流の家研修を終えて」
高等課程2年生90名は、平成24年7月27日(金)・28日(土)の1泊2日間、阿蘇青少年交流の家において『1.協調性を養う』『2.自分の行動に責任を持つ』『3.人間関係づくりの基盤を養う』ことを目的に研修を行いました。 2年生は5ヵ月間の長期実習やケーススタディ発表会も終わり、自己の振り返りや協力することの大切さを実感している時でもあるため、本校の体育の講師である、町田由紀子先生と上田隆也先生に「人間関係づくり」の研修をお願いしました。以下、研修を終えた生徒の感想を紹介します。
研修委員のリーダーをさせていただき、クラス全体に連絡事項や時間を伝え、クラス全体をまとめることの難しさを実感しました。チームの中で意見が合わない時もありましたが、自分の意見を言うだけでなくみんなと話し合い進めていきました。あらためてコミュニケーションの大切さがわかりました。
(2Aクラス:AN)
最初、お互いがぎこちない感じで不安がありましたが、徐々に慣れて仲良くなり楽しい時間を過ごすことができました。2日間の研修を行い、グループ活動を通し学んだことは、一人ひとりの役割があって、その役割を責任持って行う事でスムーズに研修ができるということです。
(2Aクラス:YN)
初めはあまり会話もなく、積極的になれませんでしたが、みんなで一つの目的に向かっていると、自分でも気付かないうちに隣の人に話しかけたり、意見を言っていました。一つの事を皆でやり遂げることは難しい事だと思いますが、自分ができない所は他の人が、他の人ができないところは自分がするなど、助け合うことができると思います。看護師はチームワークが重要ですが、助け合う気持ちがチームワークに繋がる事に気づきました。困っている人はいないか、その人は今何をしようとしているのかなどに相手に関心を向けることも大切だと思いました。
(2Aクラス:MM)
今まであまり話した事のない人と一緒のグループでしたが、自分が発言したり提案すると笑顔で言葉を返してくれ嬉しく思いました。少しずつお互いの距離も縮まっていき、自然に皆に迷惑をかけないように、少しでも良い発表ができるようにと思って行動できました。一つの事をするときは皆が同じ気持ちにならなければいけないと改めて思いました。看護の仕事も、一人ではできません。患者さんや家族の事を思って皆で協力して行わなければいけない仕事です。研修で学んだ事を忘れないようにしようと思いました。
(2Aクラス:RN)
以前、「阿蘇青少年交流の家」に来たことがありましたが、自分の身の回りのことを自分でするということは私にとって大変でした。寝具のたたみ方や掃除の仕方など、次の人のために美しく整えるということが、なかなか理解できず、なんでこんなに面倒なのだろうと思っていましたが、研修が終わりに近づくにつれ、誰かのために何かをするということが協力なのだと気づくことができました。
(2Bクラス:SK)
私の目標は「自分の役割をしっかり果たす」でした。私は代表者として、みんなをまとめていかなくてはいけない立場だったので不安でした。思っていた以上に忙しく大変でしたが、同じ研修委員やみんなの協力があったので2日間の研修を無事に終わることができました。みんなが一つにまとまってお互いのことを考えながら行動してくれたので、本当に楽しい研修になりました。
(2Bクラス:SI)
グループリーダーは明るく周りに気を使う人で、みんなが話しやすいように声をかけ、チームがまとまるようにしてくれました。私はこれまで実習でリーダーになったことがありましたが、「私ばかりして、皆協力してくれない」「リーダーだから私がしないといけない」と不満に思っていました。研修でリーダーの行動を見ていて、「自分が」ではなく「みんなで」という気持ちで協力することが大切であると気づき、あの時の実習メンバーに申し訳なかったと思いました。今後の実習ではメンバーの一員として相手を思いやり協力していこうと思います。
(2Bクラス:YK)
レクレーションを通して様々な触れ合いを楽しむことができました。遊びのように見えて実はしっかりとした人間関係づくりに役立っていることを知りました。一人ひとり決まっている係がありましたが、その人だけに仕事を押し付けるのではなく、みんなで協力しあって行動するようにしました。責任感や協調性を高めあえた研修だったと思います。
(2Bクラス:SK)
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