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高等課程 長期実習を終えて

2年生は平成28年1月12日から6月3日までの成人老年I・母子看護実習を終了しました。実習を通して、生徒一人ひとりが大きく成長していることを感じました。その後学内でAクラス、Bクラスそれぞれで「実習反省会」を行いました。以下、学生たちの「学び」を紹介します。

看護は、人を勇気づけ元気づける"人の心にふれる"仕事です。どのような状況でも最後まで患者さんに寄り添い、患者さんに対する思いやりや優しさを失わないことが大切だと学びました。また、どの病院でもチームナーシングが実践され、他職種と連携して医療が行われていました。看護師は医療チームの中でキーパーソンとして重要な位置づけにあると学んでいましたが、患者さんの一番身近な看護師が「患者さんの代弁者」としての役割を担うことで、最善の医療が届けられるということがわかりました。私達がグループ内で情報を共有したり、どのように援助をすればいいかカンファレンスで話し合ってきたことも、このチーム医療そのものであると思いました。(2年Aクラス R・O)

長期の実習で様々な患者さんと関わることにより、患者さんに対して行われている治療処置や看護には根拠があることがわかりました。なぜ入退院を繰り返しているのか、入院前在宅ではどのような生活をしていたのか、なぜ高血圧なのか、生活習慣との関連はどうかなど深く追求することが重要であり、それが看護につながることがわかりました。しかし、実際は理解できないことも多く悩みました。そのような時、メンバーや指導者に相談することで見えてくることもありました。これからも失敗や指導を受けることを恐れず、取り組んでいきたいと思います。(2年Aクラス H・H)

基礎看護実習の時、指導者から「患者さん一人ひとりには、今までに人生、これからの人生があることを忘れないで」と言われました。その言葉を心に留め、長期実習に臨みました。実習が進むにつれ、人とこんなにも濃厚に関わる看護という仕事は、なんと大変な仕事なんだろうと思いましたが、同時に、おもしろく思えるようになりました。それは向き合うということが上辺だけではなく心から思えるようになった実習最終の頃からではないかと思います。実習を通して、改めて看護師は自分自身の人間性が問われる仕事で難しいと実感しています。しかし、迷いながらも今は看護師になるという選択をしてこの学校に入学したことをよかったと思っています。(2年Aクラス T・T)

外来受診、診察、検査や処置、入院、治療や手術、退院までの過程を通して、患者さんには様々な負担や不安、苦痛があることを知りました。同時に、患者さんのために医師や看護師だけでなく、検査技師、薬剤師、栄養士、リハビリに関わる方々、看護助手などたくさんの人が協力して医療が行われていることがわかりました。そして、患者さんにとって家族は大きな支えとなり、家族にとっても患者さんは大切な存在です。その患者さんの命を預かる責任の重さを感じ、患者さんの不安な気持ち、苦痛に寄り添う看護を学びました。また、看護師さんの知識の豊富さ、観察点の多さ、記録物の正確さ、何より援助や声かけの丁寧さなどをみて感動しました。私も患者さんを思う気持ちを知識や技術に変えて個別性のある看護ができるようになりたいと思いました。(2年Bクラス S・T)

5クールの実習で学んだことはチームワークの大切さです。チームメンバーで話し合い、情報を共有しながら問題解決をしていく過程を通して、広い視野で考えることができ患者さんのケアにも反映させることができることがわかりました。また、特に心に残っているのは、指導者から言われた「患者さんと向き合うことが大切」という言葉です。患者さんが今何を望まれているかということを知らずに関わっていては、苦痛を与えるだけになります。学んだことを忘れず、次の実習に向け努力していきたいと思います。(2年Bクラス A・T)

基礎看護実習の時、実習記録(考察)が書けずに悩んでいた時、患者さんの反応に対して自分がどのように行動したか、自分の行動が患者さんにどのように影響したのか振り返るとよいと助言を受け、今回はそのことを意識し記載するようにしました。すると日々の行動においても、患者さんの発言や行動、表情、カルテなどから患者さんの思いに気づいたり、ケアの方向性が見えるようになり、記録も書けるようになっていました。記録を書くことが目的ではなく根拠を踏まえたケアを提供するために記録は手段として大切だと思いました。(2年Bクラス T・H)

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