第40回卒業証書授与式
平成29年3月4日(土)、午後1時より本校3階講堂に於いて、来賓、講師、実習施設、勤務施設、保護者の方々の御臨席を賜り、看護専門学校の第40回卒業証書授与式が挙行されました。呼名された看護専門課程(26年度生)82名、看護高等課程(27年度生)86名の卒業生に上村春甫学校長より卒業証書が授与されました。
学校長の式辞の後多数の来賓の方々の中から、長谷川 定佐賀中部保健福祉事務所長様、三根哲子佐賀県看護協会会長様、武富勝朗専門課程同窓会会長様より御祝辞を頂きました。貴重なお時間を割いて御臨席頂いた上に、卒業生に対し励ましとはなむけの言葉を頂戴し、大変有り難く御礼申し上げます。
又、祝電も各位より多数頂きました。厚く御礼申し上げます。
式は在校生代表の送辞、卒業生総代の答辞と続き、式歌を斉唱し閉式しました。
看護専門課程は6時30分よりホテルニューオータニ佐賀で「謝恩会」が開かれ、昼間とは違った皆艶やかな服装で、笑いあり、涙ありのとても心温まる謝恩会でした。
卒業生の今後益々のご活躍を祈念いたします。
以下、高等課程卒業生の感想を紹介します。
この学校に入学し、幅広い年齢層の方々と接することができ、狭い視野だった考え方も多様性のある環境の中で少しずつ変化し自分自身の成長につながったと思います。実習では看護学生として患者さんに接する中で、人としてのあり方考えさせられる機会が多く、たくさんの学びがあり達成感を感じることができました。協調性はこれからの自分の課題です。自分に足りないところを補っていけるよう、専門課程に進んでも日々の積み重ねを大切にしていこうと思います。(高等課程2年 K・A)
勉強の内容は興味もあり、自分の娘と同じ年代の人たちと一緒に学ぶことができるのはとても楽しくうれしいものでした。しかし、家庭と仕事、そして学業との両立は本当に大変でした。家事がおろそかになることもしばしばある中、家族は何も言わず手伝ってくれ、「頑張ってね」と励ましてくれました。仕事の面でも勤務を交代してもらったり、学習できる環境を作ってもらい、本当に皆に支えられ迎えることができた卒業です。これからがスタート、知識面、技術面、人間性をもっともっと高めていけるよう精進していきます。(高等課程2年 Y・O)
20年ぶりの学生生活、少しずつ医療の世界を知っていく喜びや学ぶ楽しさを感じる毎日でした。2年間の実習で出会った患者さんのお一人お一人の顔を思い出します。「ありがとう」「頑張りなさいよ」「良い看護師さんになってね」、たくさんの言葉をいただき頑張ることができました。人生を必死で生きてきた先輩方のお手伝いを最大の敬意をもって看護できるよう精一杯取り組んでいきたいと思います。(高等課程2年 H・K)
2年間を振り返って思うことは、自分としっかり向き合うことの大切さです。私は人の前で意見がなかなか言えず何事にも自信が持てないでいました。しかし、この2年間で少しずつ自分の殻を破ることができたと思います。できる、できないで決めるのではなく、どのように努力していくかが大切だということを学びました。自分が目指す看護師になるためにはもっともっと知識・技術を磨き経験を重ねていかないといけません。支えてくれる家族や周りの方々への感謝の気持ちを忘れず一日一日を大切に頑張っていきます。(高等課程2年 M・I)
病院で働きながら学校に行くというのは絶対にしんどいと思っていたけど、臨床の雰囲気に慣れたり、患者さんの変化にも早く気づけるようになっていきました。毎日のように間近で先輩たちの働いている姿を見ることができ、学べることがたくさんありました。今振り返ると長い道のりであっても「これでよかった」と思っています。以前は、先輩たちはすごいな、と遠くで憧れの気持ちで見ている存在でしたが、今は専門課程でより深く学び、先輩たちのようになりたいと目標になっています。(高等課程2年 M・H)