看護の日
5月12日を含む日曜日から1週間は看護週間です。本校では1年生を対象とし、毎年「看護の日」の行事を実施しています。今年は平成29年5月13日(土)に実施しました。
山下副校長から、「看護と倫理」―より良い看護のあり方について―、久間圭子先生から、「看護覚え書」に学ぶ多文化共生の看護 をテーマに記念講演をしていただきました。
21世紀の高齢社会を支えていくため、助け合いややさしさについて考え看護の心を国民一人一が分かち合うことが必要と、「看護の日」が制定された。心は見えないが心遣いは見える、思いは見えないが思いやりは見える。相手を思って行動すれば思いや心は相手に伝わると思った。法律や人権を守ることは大切だが、相手の立場や希望に沿って何をしてあげられるかを考えれば、自然と良質な看護を提供できるのではないかと思う。人間の尊厳について考え行動していくこと、誠実に正直に、マナーを守り相手を思って行動していきたい。
(高等課程1年Aクラス H・K)
「看護の日」に「忘れられない看護エピソード」の応募作の中から最優秀作品が発表される。今年は7回目となり、その作品を紹介してもらった。看護を受ける側、看護を行う側、それぞれの立場から書かれている作品を読み、私が想像している以上に看護師さんは感じ考え行動しているんだなと思った。「赤い星」という作品からは、患者さんの気持ちに寄り添うということを教えられた。患者さんの権利と尊厳を大切にし看護師としてのあるべき姿を意識するだけでなく、それが普通にできるようになりたいと思った。(高等課程1年Aクラス Y・S)
ナイチンゲールが書いた「看護覚え書」を翻訳された久間先生にお会いできとてもよかったです。事前にナイチンゲールの業績について学習していましたが、現地の写真など見せていただき当時の状況などがイメージできました。ナイチンゲールは両親が貴族で裕福な家庭に生まれたのにもかかわらず、自らの意思で看護の道に進むという強い意志を持った女性だったとわかりました。そして生涯をかけて看護のあるべき姿をしめしてくれました。私もこれから看護師を目指し人のために尽くす仕事をしたいと考えています。(高等課程1年Bクラス A・K)
ナイチンゲールの人となりや生まれ育った場所、どのような人々が周囲にいてどのような影響を受けてきたかなど、幅広いお話が聞けてとても興味深かったです。周囲の人を説得し、自分の信念を貫き自分の道を切り開いていく女性は、あの時代少なかったと思います。しかしだからこそみんなが手を差しのべてくれ数々の偉業を成し遂げたのだと思いました。久間先生は「看護覚え書」は「看護の根っこ」と言われました。私もこれからこの本を大切に読んでいきたいと思いました。(高等課程1年Bクラス T・H)