専門課程1年生「人間関係論研修」を終えて
専門課程1年生は、Aクラスは5月12日(金)・13日(土)、Bクラスは5月19日(金)・20日(土)、北山少年自然の家において1泊2日の「人間関係論研修」を行いました。以下、学生の感想を紹介します。
今回1泊2日で研修へ行くことになり、違う学校から入学してきた自分にしてみれば、友達がいる訳でもなく、不安の方が大きかったと思う。"人間関係論"という情報だけで、何をするのかも分からず、行きたくないなぁと感じていた。実際の内容としてはグループに分かれ、そのメンバー達と一緒にテーマに沿った文章を考えてみたり、スポーツ(バレー)をしたり、相手の良い所を伝え合ったりするというものだった。一度も話した事のない人がほとんどで気まずかったし、恥ずかしかったりしたが、一緒に何かをやり遂げていく内に自分が作っていた壁がなくなり、グループメンバーと一緒だと楽だなと感じるようになっていった。特にグループメンバーから自分の良いところを手紙で伝えてもらうセッションでは恥ずかしかったし照れくさかったけど、とても嬉しい気持ちになった。その中で「初めは話しづらいかと思っていたけど」とか「思っていたより話しやすかった」と書かれていて、自分はそんなつもりないけど、人から見ると話しづらい雰囲気を自ら作っていたのだと気付くことができた。これは普段の人間関係にも関わってくる事だと感じたし、患者さんとの信頼関係を築く際にも良い印象とは大切で、必要なことなので気を付けようと思った。最初不安だった研修だったが、グループメンバーと協力し合い、最後にはこのメンバーで良かったと思える結果となった。みんなで学校生活を頑張って、3年後国家試験に合格し看護師の資格を得たいと感じた。今回の研修に参加して良かった。ありがとうございました。(専門課程1年Aクラス時 加奈)
私の長所として、誰とでも話すことができる部分があるため、今回の人間関係論実習は少し期待を持ちながら参加しました。1日クラスの仲間と生活を共にするのはとても楽しく、ゆっくり話せる良い時間でした。その中でも、ファシリテーターの先生方の指導の下で行った第?から?セッションが非常に良かったです。先生が振り分けられたセッションメンバーは普段話す機会の少ないメンバーで、顔を合わせた時は会話もなく俯いた様子でした。相手がどんなタイプの人か、お互い探り合いながらセッションを行っていきましたが、セッションが進んでいくにつれ目に見えるようにメンバーの言動に変化が表れてきました。特に自己表現を始めたところから大きく変わりました。自己表現をすることは、自分の考えを伝えたり、自分という存在を知ってもらう素晴らしいことだと思います。しかし、それと同時に自分をさらけ出すことは勇気のいることで、相手に与えるイメージに恐怖を感じてしまう場合もあります。私もいつものように接していましたが、心のどこかでは「この人、空気を読めてないな」などと思われていたらどうしようと恐怖心がありました。そんな中、最後にメンバーからもらった手紙に、「ムードメーカーで場の雰囲気が明るくなりました」と書いてもらったのを読み、自分で自分を悪い方へと持っていっていたことに気付かされました。誰とでも話せると思っていましたが、悪く思われないように探りながら相手と接していた自分を見つけました。どう話を始めるか悩んだ部分もありますが、いつもの自分を出せたことで、"そこが良い"とメンバーから言葉をもらい自信が持て、少しずつ自分が好きになれそうです。研修後は心が晴れ晴れした気持ちになりました。(専門課程1年Bクラス吉末実華)