禁煙教育を受けて
さとうクリニックの佐藤智丈先生による「禁煙教育」を、専門課程・高等課程1年Aクラスが平成29年5月22日(月)に、両課程1年Bクラスが5月27日(土)に受講しました。当日は喫煙による健康へのリスクや禁煙の重要性をスライドを使って講話をして頂きました。以下、学生の感想を紹介します。
禁煙教育の講義を聞いて、タバコの3大有害物質はニコチン、タール、一酸化炭素ということを改めて知り、癌との関係が深いことを知りました。私の周りには喫煙している人は少ないですが、歩きタバコや、飲食店で周りを気にすることなくタバコを吸っている人をよく見かけます。子どもや吸わない人もいるので、公共の場にもう少し喫煙所ができるといいと思いました。医療関係者としてタバコの臭いが身体からするのはとても患者にとって不快になることで、吸う人は少しエチケットに配慮してほしいと思います。このような講義が喫煙者向けにあると、タバコを止める人が増加するのではないかと感じました。そして、日本ではタバコのパッケージに文字表記しかされていませんが、世界では写真付きで危機性を表していたり、3割以上ではなく全面に"良くない"ということを表現してあり、喫煙者が減ったということを知り、日本でも国全体で取り組む必要があると思った。子どもの喫煙者も増加していることを初めて知り、私の周囲の同性でも、自分はタバコを吸わないけれど「タバコを吸う男性はかっこいい」と言う方がいます。タバコを吸う吸わないに関係なく、受動喫煙でも乳癌、食道癌、肺癌になる可能性が高くなることを周囲にも伝えていきたいと思います。実際に医療に関わる医師からの言葉には説得力があると感じるので、禁煙に関するCMやテレビ番組をもっと増やしてほしいと思いました。公共の場でも互いに過ごしやすい環境になるといいと改めて考えさせられる機会となりました。(専門課程1年Aクラス横田理奈)
私がこの講演を受けて驚いたのは、五輪やパラリンピックに向けての禁煙対策が全く進んでいないということでした。分煙が広まってきたと思っていたのに、世界で比べると日本の禁煙対策が全くなっていませんでした。タバコを吸うと心筋梗塞の危険性が1.7倍になり、バージャー病など本当にいいことはないなと思いました。外来の患者さんでバージャー病の方を見た時に、本当にかわいそうだと思い、なりたくないなと思いました。タバコを吸って自分だけの問題ならまだ良いと思いますが、周りが一番迷惑しているということを忘れてはいけないと思いました。受動喫煙は子どもへの影響やなどとても害が大きく、三次喫煙があるということを今日の話で知りました。三次喫煙の話を聞いて、そういえばタバコを吸っている人と話をする時臭いがするなど思いながら話をしていたので、それでも害があったということに驚きました。看護職者が禁煙指導を皆に広めていけるように、禁煙は大事だと思うし、一人ひとりの身体のためにも、少しでもタバコを吸っている人数が0に近づけばいいなと思います。(専門課程1年Bクラス大島彩瑛)